【ザ・ブリザード】実話に基づいた救出劇!!【映画・ネタバレ】

ザ・ブリザード実話

1952年、大西洋で巨大タンカーが遭難し、アメリカ沿岸警備隊の隊員数名で生き残ったタンカー乗組員を救出しにいくという海洋パニック映画「ザ・ブリザード」

2016年に上映された時からちょっと気になっていた作品ですが、dTVで配信されていたので観てみました。

この映画のすごいところは「実話に基づいて作られている」というところ、「真っ二つになる巨大タンカー」「悪天候で荒れ狂う冬の大西洋に小型木製救助艇で救助に向かう隊員達」等、本当にこれ実話!?と思ってしまうようなシチュエーションの連続です。

実際この遭難事故は、アメリカ沿岸警備隊史上最も困難な状況での奇跡の救出劇と今でも語り継がれているようで、これが実話なら隊員達はまさに英雄でしょうね。

因みにパニックものと言っても、ディズニー制作の映画ですので、酷い死亡シーンの描写等は一切なく、子供と一緒に家族で楽しめる映画です。

目次

作品情報

  • 邦題:ザ・ブリザード
  • 原題:THE FINEST HOURS
  • ジャンル:海洋パニック実話ドラマ
  • 制作:アメリカ
  • 日本公開:2016年2月27日
  • 上映時間:118分
  • 監督:クレイグ・ギレスピー
  • 主演:クリス・パイン/ケイシー・アフレック
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予告ムービー

ストーリー

荒れ狂う冬の大西洋で起こった巨大タンカー、ペンドルトン号の遭難事故。吹き荒れるザ・ブリザードと漆黒の海。沈没寸前のタンカーの命運は尽き果てようとしていた。真っ二つになった船をなんとか維持しようとするタンカーの船員たち。そんな過酷な状況の中、若き沿岸警備隊隊員バーニーと3人の仲間たちは、木製の小型救助艇で命懸けの救助活動を敢行する。 タンカーの生存者は32人。だが、小型救助艇の定員は12人…。救助艇のコンパスは壊れ、荒れる海で帰る方向を探し出す術もなくなっていた。荒れ狂う海に挑む若き沿岸警備隊の隊員たち。しかし、そこには吹き付ける寒風で起きた途方もなく高い波が渦巻き、絶壁のような波の壁を作っていた。大荒れの海を進む中で、救助艇のフロントガラスは割れて飛び散り、方向もわからない。 果たしてバーニーたちは難所を超えて、ペンドルトン号にたどり着くことができるのか? 基地や港で生存を信じて待ち続ける家族や恋人たち、様々な思いが交じり合いながら、運命の時間は刻々と迫っていく…。

ウォルト・ディズニーより引用

感想(ネタバレ含む)

©ウォルト・ディズニー

まずこの映画「タンカー側」と「湾岸警備隊側」の二つの視点でストーリーが進むのは面白かった。

どちらのサイドにも主人公がいて、危険な海の状況で命を懸けて救助に向かう側の葛藤と、何とか救助が来るまでタンカーを沈めないように時間稼ぎするタンカー側、どちらにもドラマがあり観ていて飽きませんでした。

ただ個人的には「湾岸警備隊側」のストーリーは微妙な部分もあった、主人公の婚約者の女性のエピソードが多く、過去に助けられなかった遭難船の話などもあやふやでダラダラとしている部分もあり、せっかく「タンカー側」の緊張感ある流れを途切れさせてしまっている気がした。(わざとかな?)

海でのシーンは、どちらのパートも素晴らしかったと思う、映像も綺麗で荒れ狂う海の恐ろしさも十分に感じられる迫力があった。

真っ二つの巨大タンカー

©ウォルト・ディズニー

最初に巨大タンカーが真っ二つになるわけだけど、なぜか後方部に残った片割れはすぐには沈まない。

むしろその状態で舵をとって浅瀬まで移動しようとしたり乗組員達が頑張る、「そんなバカなw」と思ってしまいますが、これが実話だというんだから本当に凄い。

つまり実際に半分になったタンカーで時間を稼いでいたということなのかな?

まさに「事実は小説よりも奇なり」というやつです・・・

救助艇の頼り無さ

そして救助に向かう救助艇もヤバイw

真冬の大荒れの海の中、司令官が隊員達に救助艇で向かうように指示するのですが・・・

肝心の救助艇がこれ↓↓

©ウォルト・ディズニー

今にも大波に飲み込まれそうな頼りない小型木製救助艇なわけです、これでは死にに行くようなもの。

しかも定員12名乗りらしく、すでに隊員4名が乗っていて、タンカー側の生存者は32人・・・どう計算しても定員オーバーw

しかし、実話なわけですから、実際にこんな小型救助艇で救助に向かったのでしょう、その時の隊員達の勇気はまさに脱帽ですよね。

まとめ

正直この作品がフィクションであるならば、ツッコミどころ満載のB級映画だったのかもしれません。

しかし「実話」なんだと思って観ると、全く違った価値のある映画になります。

ストーリ的にはジャマ(?)に感じた、主人公と婚約者のストーリーも、実話に基づいた話ならではだったのかも。

それでも総合的には、最初から最後まで楽しく見れた良作でした♪

実際に救出するまでのシーンは、ハラハラドキドキの連続で感動もできるストーリーなので、家族で観るのにオススメです。

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