仮想通貨といえば「ビットコイン」というイメージがありますが、実は仮想通貨はビットコイン以外にもかなり沢山の種類があります。
現状ほとんど価値の無い通貨も入れれば、その数は1000種類以上あると言われていて、日々新しい通貨が誕生しています。(逆に消えてもいます)
それらビットコイン以外の仮想通貨のことを「アルトコイン(オルトコイン)」と呼びます。
正式名称は?
ビットコイン以外の通貨のことを、ひとまとめに「アルトコイン」と呼ぶわけですが。
ネットやSNSでは「オルトコイン」という呼び方もよく目にします。
では、どちらの名称が正しいのでしょうか?
正式名称は「Alternative Coin(代替通貨という意味)」となっていて、そのまま日本語で言えば「オルタナティブコイン」となります。
そうなると「オルトコイン」の方が正しい気もしますが、日本では「アルトコイン」の方がよく聞きますね。
実際に、最強の検索エンジンである「Google」での検索需要を調べて見ると。
ざっくりな数字ですが「アルトコイン」で検索する人の方が圧倒的に多いことがわかります。
つまり、日本では「アルトコイン」の方が定着しているようですね、色々と調べて見ると「アルト」でも「オルト」でも、どちらでも間違いではないようです。(キーボードのAltも「オルトキー」「アルトキー」どちらでもいいそう)
単に呼び方の部分ですので、意味が通じれば問題ありませんが、「仮想通貨」にしても、そう呼ぶのはほとんど日本人で、海外では「暗号通貨」の方が主流のようですし。
多数派の方が一般的に浸透してしまうのは、日本ならではという感じですね。
結論「アルトコインでもオルトコインでも正解」
アルトコインの特徴
アルトコインの多くは、ビットコインのシステムを使って開発されていますが、全ての通貨にそれぞれ違った特徴があります。
すでに仮想通貨の王様であるビットコインと同じものを作っても意味がないので、「ビットコインより優れている通貨」や「ビットコインとは違った用途で使える通貨」を目指して、どんどん新しい通貨が開発されているわけです。
国内の取引所でも扱っている、有名なアルトコインをいくつか簡単に紹介します。
リップル(XRP)
リップル社というところで開発されている仮想通貨で、銀行のシステムを効率化(送金能力向上等)する役割を持ちます。
あのGoogleも資本参加していることで有名で、数あるアルトコインの中では、安定性も将来の期待値も高い通貨だと言われています。
因みに「リップル」とは送金システムの名称であり、通貨は「XRP(エックスアールピー)」といいますが、現在は「XRP=リップル」と呼ぶのが当たり前になっています。(ここでも呼び方の問題w)
イーサリアム(ETH)
イーサリアムは、大手企業などに依存しなくても動作し続ける、画期的な分散型アプリケーションを形成するプラットフォームです。
少し難しい話になってしまうので、超簡単に説明すると「銀行などの中央機関を介さずに、様々な契約を自動執行することができるシステム」です。(細かい契約内容をブロックチェーン上に記録できる)
この画期的なシステムは世界的に注目されていて、システムを導入しようという企業やプロジェクトがどんどん増えています。
当然将来性も高く「ビットコインを超えるのでは?」とまで言われている通貨です。
因みに「イーサリアム」という名称はシステム全体のことを指し、システムの中で使える独自通貨を「Ether(イーサ)」といいます、こちらもリップル同様「通貨(ETH)=イーサリアム」と呼ばれていることが多いですね。
ネム(XEM/NEM)
ネムは日本人が開発に携わっているアルトコインで、日本人投資家の多くが応援している人気通貨です。
ネムは、ビットコインの欠点を改善して、上位互換を目指す目的で開発されたブロックチェーン技術であり、「NEM(ネム)」とはそれらシステムの名称です。
そのシステム上で生まれた独自通貨が「XEM(ゼム)」であり、取引所等では「XEM=ネム」で定着しています。
草コインとは?
一言でアルトコインといっても、世界中にはかなりの数の通貨が存在しています。
その数は正確には把握することができず、少なくとも1000種類以上はあるとされ、上記で説明したような有名なアルトコインとは違い、名前も知らないような通貨も多く開発されています。
そのような、現状だと価値がほとんどない通貨のことを「草コイン」などと呼ぶことがあります。
名前の由来は、SNSなどであまりに価値の無い通貨のことを「糞コイン」呼ばわりしていた人がいたようで、それではさすがに下品過ぎる表現だと・・・「雑草のように価値のない通貨」「笑えるように価値のない通貨(ネット上で笑い=www=草)」といった意味で「草コイン」と呼ばれるようになったとか。
つまりは「現状は価値のない通貨」「10円以下の安い通貨」あたりが、草コインと呼ばれるアルトコインという認識です。
この本来は価値の無い「草コイン」ですが、価値がない故に価格が安く、ひとたび通貨の好材料等から高騰でもしたら、主要アルトコインとは比べ物にならないほどの倍率に跳ね上がり、一攫千金を狙える場合もあります。
上のチャートは2017年のもので、いわゆる草コインであった「Verge(バージ)」が急騰した時のもので、なんとその倍率約1900倍・・・
もし1万円分でも保有していたら1900万円ということになり、目を付けていた人はまさに億万長者です(10万なら約2億円w)
このように、小額投資で一気に大金を掴めるかもしれない夢のある草コインは、個人的には宝くじ等を買うよりもよほど夢があるように思えます。
あくまで「草コイン」ですので、通貨の価値がなくなり、投資したお金が消えてしまうリスクもありますが、主要通貨にしっかり投資した上で、小額を草コインに代えて一撃を狙うのもアリだと思います。
草コインの中でも、将来性が期待されている通貨も存在するので、しっかり通貨の特徴を調べて投資すればリスクも減らせます。
草コインについては、別記事で詳しく書くつもりなので、興味があればご覧下さい。
⇒草コイン記事準備中
まとめ
今回は「アルトコイン」について解説しました。
初心者の方は、アルトコインとは「ビットコイン以外の仮想通貨のこと」とだけ覚えておきましょう。
アルトコインも、ビットコイン同様に、各取引所に上場されていれば売買することができます。(最近は草コインを扱う国内取引所も増えています)
私もビットコイン以外に、アルトコインを10種類ほど保有しています。
将来性の高いアルトコインを安い時に買っておけば、大きく稼ぐことも十分可能ですし、投資している各通貨の発展を見守るのも楽しいですよ。
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